久々に再会した男たちがかつての学生時代を振り返り、今の成功しながらも満たされぬ生活に不満をぶつけ合う様を描く人間ドラマ。監督・脚本・主演は「早春」のイエジー・スコリモフスキ。スコリモフスキが三度、主人公アンジェイ役を演じた"アンジェイもの"3部作の最終篇。1967年に製作されるも劇中のスターリンの肖像の表現の仕方に当局から上映禁止処分を受けた。以後、スコリモフスキは国外で活動することになる。1981年に禁止処分が解除されたことを受けて、新たに新規パートを撮影、再編集が行われた。カンヌ初上映版は90分。2010年5月29日より、東京・渋谷シアターイメージフォーラムにて開催された「イエジー・スコリモフスキ'60年代傑作選」でデジタル上映。
ストーリー
同窓会でひさびさに旧友4人と再会した獣医師のアンジェイ。同窓会のあと5人はもう一人の旧友に会うため貨物列車に忍び込む。道中貨車の中で5人はふざけ合い、現状への不満をぶつけ合い、学生時代の思い出を語りあうのだった…。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Rece do góry
- 製作年
- 1981年
- 製作国
- ポーランド
- 配給
- 紀伊國屋書店=マーメイドフィルム(配給協力 コミュニティシネマセンター)
- 初公開日
- 2010年5月29日
- 上映時間
- 80分
- 製作会社
- PRF "Zespol Filmowy"=Syrena=Zespol Filmowy=arte France Cinema
[c]キネマ旬報社