コスミナ・ストラタン
ヴォイキツァ
2005年にルーマニアで起きた事件を元に、人里離れた修道院で悪魔祓いの犠牲となった2人の若い女性の悲劇を描く。監督は「4ヶ月、3週と2日」のクリスティアン・ムンジウ。カンヌ国際映画祭では、本作が映画初出演となったクリスティーナ・フルトゥルとコスミナ・ストラタンがともに女優賞に輝いたほか、脚本賞を受賞。
ルーマニアの孤児院で育った後、国を出てドイツで暮らしていた若い女性アリーナ(クリスティーナ・フルトゥル)は、孤児院で一緒に育ったヴォイキツァ(コスミナ・ストラタン)に会うために、ルーマニアを訪れる。世界でただ1人愛するヴォイキツァと一緒にいることを願っていたアリーナだったが、修道院の暮らしで神の愛に目覚めたヴォイキツァは、今の生活に満足していた。彼女を取り戻そうとするアリーナだったが、次第に心を病んでゆく。人里離れた修道院で、深い絆で結ばれていたはずの彼女たちに一体何が起きたのか……?
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