監督、撮影、編集
“音楽”によって再生を果たした沖縄那覇の栄町市場の人々を映し出すドキュメンタリー。監督は、数々のTVドキュメンタリーを製作、本作が劇場映画デビューとなる新田義貴。
ストーリー
沖縄那覇にある栄町市場。市場が誕生したのは今から60年前。昭和30年代がいちばんの最盛期で、その後、大型スーパーの進出に押されて少しずつ活気がなくっていった。しかし、元気なおばぁや、どこからか集まってきた若い人たちが昔ながらのマチグヮー(市場)を復活すべく動き始める。キーワードは“音楽”。その中心にいるのが、生まれも育ちも栄町の3人組ラッパー“栄町おばぁラッパーズ”だ。ウチナーグチ(沖縄方言)のライムを交えながら、ラップのリズムに乗って市場への愛を歌う。ほかに、栄町市場内で居酒屋を経営する“もりと”、市場で働く3人によるユニット“栄町市場シンガーズ”といった音楽仲間が市場を盛り上げ、CDをリリース、「栄町市場屋台祭り」を開催するなどして活気を取り戻していく……。