コンスタンス・ベネット
Carla
「栄光のハリウッド」「ムーラン・ルージュ」のコンスタンス・ベネットが主演する映画で「地方検事」「火の翼」のジョージ・アーチェンボードが監督したもの。原作は「銀鱗に躍る」の脚色者ジェーン・マーフィンで、作者自らアルバート・シェルビー・ル・ヴィノ及び最近監督者になったウォーシントン・マイナーと共同して脚色している。相手役は「ミス・ダイナマイト」のギルバート・ローランドが勤め「絶対の秘密」のエドワード・エリス、「三角の月」のサム・ゴドフレー、「裸女と蝿」のルシアン・プリヴァル、ジョン・レイ、ミッシャ・オーア等が助演している。撮影は「栄光のハリウッド」「銀鱗に躍る」のチャールズ・ロシャーの担当である。
欧州大戦の火蓋が切って落された時ロシアのスパイ、カーラと墺太利のスパイ検挙係ルディはルクセンブルグの停車場で偶然相会した。既に動員は開始され、列車は国境で停って了った。ルディがウィーン迄行くと云うカーラのために守備隊本部へ車を借りに行った留守にカーラはルディの正体を観破して逃走してしまった。その後カーラはウィーンで或るカフエの歌姫としてスパイの任務を続けていたが、次第に身辺に危険を感じ、今度は女裁縫師として活動するがそれも危険になる。そして間謀K14号としての彼女を追求しているのは皮肉にもルディだった。カーラはその後オーストリアの野戦病院へ看護婦として潜入している時、同じくその方面へ派遣されたルディと再会し、二人の間には激しい恋情が燃えたが、カーラはその発した通信が証拠になって捕えられルディの前に引き据えられる。彼女を信じていたルディはその嫌疑を確かめる為に彼女に対して罠を張るが、不幸疑は適中してK14号は矢張り彼女だった。ルディが涙を呑んで彼女を逮捕せんとした時、カーラの同僚が突如現われてルディを倒し彼女を救った。軈て戦いは終り、汽車の各停車場は祖国へ帰る兵士達で充満している時、ある停車場でルディとカーラは偶然にも三度相会してもう絶対に別れない事を誓った。
Carla
Rudi
Col._Lieber
Franz
Erlich
Adjutant_Lebar
Probert
Private_Muller
Frau_Stengel
Mitika
監督
原作、脚色
撮影
アソシエイト・プロデューサー
脚色
脚色
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