もういいかい ハンセン病と三つの法律
もういいかい ハンセン病と三つの法律
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もういいかい ハンセン病と三つの法律

2012年9月1日公開、143分、ドキュメンタリー/社会派
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“病とともに安心して生きていける社会を作るために、ハンセン病問題は繰り返し語らなければならない”という思いの下、ハンセン病問題の実態を描いたドキュメンタリー。患者の証言などから、忘れられつつある負の歴史を記録してゆく。語り手は「洋菓子店コアンドル」の鈴木瑞穂。監督は「フランドン農学校の尾崎さん」の高橋一郎。

ストーリー

明治以降、国はハンセン病患者を療養所に強制隔離し、たとえ治癒しても社会に帰ることを許さない、という政策を取った。ハンセン病患者を療養所に閉じ込めて絶滅させるというこの政策こそが、今日のハンセン病問題すべての根源である。この枠組みの根拠となったのが次の3つの法律である。『癩予防ニ関スル件(1907年、明治40年)』、旧『癩予防法(1931年、昭和6年)』、新『らい予防法(1953年、昭和28年)』。この3つの法律により、ハンセン病は恐ろしく危険な病気であるという誤解が定着した。ハンセン病は、らい菌によって起る慢性感染症である。1873年にノルウェーの医師ハンセンが、らい菌を発見したことからこの呼び名が付けられた。病原性は弱く、薬によって治療が可能。現在はインドやブラジルなど比較的貧しい国に患者が多い。ハンセン病患者が、昔から差別を受けてきたのは、顔や手足など目につきやすい部分に変形や機能障害が残ったためである。本作では、その強制隔離の実態を、患者の証言や国立療養所の様子などから記録してゆく。

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作品データ

製作年
2012年
製作国
日本
配給
「もういいかい」映画製作委員会
初公開日
2012年9月1日
上映時間
143分
製作会社
「もういいかい」映画製作委員会
ジャンル
ドキュメンタリー社会派

[c]「もういいかい」映画製作委員会 
[c]キネマ旬報社