パク・イェジン
オ・グジュ
韓国の音楽業界を舞台に、夢を持った4人の若者が敏腕プロデューサーに支えられて熾烈な戦いを勝ち抜き、トップアイドルに駆け上がってゆく姿を描く。出演は『千回のキス』のチ・ヒョヌ、『善徳女王』のパク・イェジン。TUBEの名曲をカバーした『SUMMER DREAM』他、劇中に流れる数々の楽曲にも注目。
メンバーの死をきっかけに解散したアイドルグループ“ミスター・チルドレン”。大手プロダクション、スター・ミュージックの看板プロデューサーだったオ・グジュ(パク・イェジン)は心に深い傷を負ったまま韓国を去る。数年後。帰国した彼女は元メンバー3人に新しいボーカルを加え、新生ミスター・チルドレンとして再度勝負を挑もうとする。しかし、CEOのサ・ヒムン(キム・スロ)に反対されたことから、パク・サンシク(イム・ウォンヒ)を自分の片腕に起用して新たにチャンピオン・ミュージックを立ち上げる。資金力も後ろ盾も持たない彼らは、古びたボクシング・ジムを拠点に、オ・グジュが才能を信じた4人のメンバーをスターに育てるため、過酷なトレーニングを開始する。その顔ぶれは、歌が得意なリーダーのユジン(チ・ヒョヌ)、やる気満々の“ダンス・キング”ジオ(パク・ジェボム)、元カラオケ店経営者のヒョニ(チャン・ソウォン)、ラップでハングルを学んだリッキー(キム・レンディ)。ダンスや歌のレッスンだけでなく、筋力トレーニングにも励み、小さな会場で少しずつファンを増やしてゆく4人。彼らの楽曲は徐々にヒットチャートを上昇してゆき、やがて1位を獲得。しかし、サ・ヒムンは歓喜の渦中にいるオ・グジュを呼び出し、人気グループに育ったミスター・チルドレンを渡すよう要求してくる。これを拒否したオ・グジュに対して、最大手プロダクションの執拗な妨害が始まる。作為的に編集されたユジンのインタビュー映像がインターネット上に流されたことでバッシングを受け、サイトは閉鎖、アルバム不買運動が起こり、テレビ局3社も彼らの出演を保留にする。歌謡大祭典の出場も未定となり、事実上の活動停止に追いこまれた4人は、再びステージに立つことができるのか……。
[c]2011 CINERGY HOUSE & DAISY ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.
[c]キネマ旬報社