1960年代後半に勃発した北アイルランド紛争を背景に、70年代末の北アイルランド・パンクシーンの熱気をとらえたドキュメンタリー。パンクロック誕生直後のリアルな空気感がカメラに収められている。完成から33年を経て日本国内での劇場公開が実現。監督は「プロテックス-ハラー」のジョン・T・デイヴィス。
ストーリー
1960年代後半、アイルランド統一を巡る紛争に突入した北アイルランド。この紛争は多くの人々を巻き込み、疲弊させて行った。70年代に入るとアメリカでパンクロックが誕生。紛争によって心に傷を負った若者たちは自由を求めてパンクロックに情熱を傾け、瞬く間にイギリス全土に広まってゆく。1976年にはロンドンでセックス・ピストルズがデビュー。ザ・アンダートーンズやスティッフ・リトル・フィンガーズ、ルーディといったバンドが熱狂を巻き起こし、一大ブームを形成してゆく……。監督と製作を兼任したジョン・T・デイヴィスが「プロテックス-ハラー」、「セルフコンシャス・オーバー・ユー」とともに“北アイルランド・パンク映画3部作”の第1部と位置づける作品。