エンニオ・ファンタスティキーニ
キュルティ
中国語を話す宇宙人の王(ワン)さんが主人公という突飛な設定で、偏見という、繊細かつ過激な問題に挑んだイタリア映画。監督は、PVからTVドラマ、映画と、幅広く作品を手がけるマネッティ兄弟。出演は、本作で初主演を務めるフランチェスカ・クティカ、イタリア随一の名脇役エンニオ・ファンタスティキーニほか。2011年ヴェネツィア国際映画祭にて創造産業賞受賞。
2時間2000ユーロという高給につられた中国語翻訳家のガイアは、国家のために働いているというイタリア秘密警察のキュルティに連れられ、暗闇の中で、ある相手の通訳をすることとなった。その相手とは、友好的で愛嬌があり、流暢に中国語を話す宇宙人、王(ワン)さんだった。ローマには文化交流のために来たと彼は話すが、それを不審に思うキュルティは、王さんに対して執拗に尋問を行い、やがて拷問の手段に出る。拷問のストレスに耐え切れず、ついにパニックを起こした王さんの悲痛な姿に、ガイアは同情し、脱出して人権団体へ逃げ込むことを提案する。果たして、王さんはどうなってしまうのか。そして、彼の真意とは……。
キュルティ
ガイア
アモニーケ
マックス
ファルコ医師
将軍
ワンさん
監督、脚本、制作
監督、脚本、制作
撮影
音楽
音楽
美術
編集
衣装
視覚効果
特殊効果
[c]2011 Manetti bros. Film
[c]キネマ旬報社