青竜の洞窟
青竜の洞窟
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青竜の洞窟

1956年2月5日公開、43分、アクション
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高垣眸の小説を「ブルーバ」を監督した鈴木重吉が新人中井新一と共同で脚色し、同じく鈴木重吉が監督した「豹(ジャガー)の眼」の続編。撮影は「弾痕街」の宗川信夫。主なる出演者は「薔薇の絋道館」の北原義郎、浜口喜博、藤田佳子、「新妻の寝ごと」の伏見和子、「電光空手打ち」の佐々木孝丸など。同時上映「まらそん侍」。

ストーリー

熊祭りの夜、沙利姫は再び豹の手下によってさらわれ港町マシべの魔窟「黒猫クラブ」の一室に監禁されて、王位の指環を渡せと責められた。陳と共に救出に向った杜夫は手下どもと乱闘するうち、奇怪な地下道に落ち込んだが、はしなくもそこで王大人と再会した。黒眼鏡をはずして微笑んだ王大人の顔を見て、杜夫は愕然とした。王こそは杜夫が行方を探していた実の兄義夫なのである。義夫はアジアの小国の人々のため地下運動をつづけていたのだ。杜夫は勇気百倍して、豹の本拠「青龍の洞窟」へ乗り込んで行った。ところが、豹はドクター・ウスクラを捕えて、彼の作った秘薬「笑死薬」を沙利姫に注射し、姫を助けたくば王位の指環をよこせと迫った。「笑死薬」をうたれたものは三日間笑いつづけて死んでしまうのである。かくて王大人の小林寺拳法の秘術、杜夫の柔道と豹のバラモンの妖術との死闘が展開され、王も杜夫も一時は豹の術中に陥ったが、ウスクラが隙を窺って豹に「笑死薬」を注射し、ここに形勢は逆転した。狂笑しながら豹が懐中から取り出した解毒剤を杜夫が飛びかかって奪い取った。沙利姫の生命は救われた。そして、解毒剤と交換に秘宝の地図の一半を返せと迫る杜夫をふりきって、豹はなおも逃れようとした。「豹の眼が怪しいぞ」という陳の言葉に、杜夫は矢庭に豹を組み伏せると、右眼は義眼で、果して地図はそこに隠されてあった。かくて、イランゴル国は沙利姫を女王にいただいて再興した。イランゴル国万歳の声が宮殿の内外に湧き起った。杜夫、王、陳らが重臣として国政を授けることになった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1956年2月5日
上映時間
43分
製作会社
大映(東京撮影所)
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社