ニック・スタール
ジェームズ
妻が忽然と姿を消した自宅で、次々と起こる不可解な出来事に追い詰められていく男の恐怖を描くシチュエーション・スリラー。製作総指揮は、「CUBE」監督のヴィンチェンゾ・ナタリ。監督・脚本は、ランドール・コール。出演は、「ターミネーター3」のニック・スタール、「ブラック・ダリア」のミア・カーシュナー。
ジェームズ(ニック・スタール)と美しい妻エイミー(ミア・カーシュナー)の若い夫婦は、トロントの高級住宅街アレッタ通り338番地の一軒家で、幸せに暮らしていた。ある朝、ジェームズは仕事に向かうため車に乗り込み、CDをかけると、聴いたこともない音楽が流れ始める。ジェームズは妻のイタズラだと思いエイミーを問い詰めるが、彼女は否定する。言い争いになり、ケンカ別れしたままジェームズが深夜に帰宅すると、「頭を冷やしたい」という書き置きを残して、エイミーはいなくなっていた。ジェームズは彼女の携帯に電話をかけるがつながらず、姉のキャサリンや友人たちも、誰もエイミーの行方を知らなかった。その日から、ジェームズが1人で暮らす家で不可解なことが起こり始めた。なついていた飼い猫が突然うなり始めたり、窓ガラスが割られたり、何度も無言電話がかかってくるようになり……。ジェームズは警察に通報するが、証拠不十分で取り合ってもらえない。それでも一連の出来事は収まることはなく、ついにジェームズの精神状態は極限に達する。憔悴したジェームズが自宅に戻ると、パソコンの電源が入っており、その画面に拘束されたエイミーの姿が映っていた……。
[c]2011 ARLETTA (COPPERHEART) PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED
[c]キネマ旬報社