ビング・クロスビー
Duke_Johnson
「モロックへの路」と同じくピング・クロスピー、ボブ・ホープ及びドロシー・ラムーアが主演する「道中もの」第4作で1945年作品である。ボップ・ホープの出し物の作者ノーマン・パナマが共同作者メルヴィン・フランクと共に書きおろした脚本から、「モロッコへの道」まで助監督であったハル・ウォーカーが監督し、「我が道を往く」のライオネル・リンドンが撮影している。助演者は「青春の宿」のヒラリー・ブルック、「オペラ・ハット」のダグラス・ダンブリル、「ゾラの生涯」のメバート・バラット、「肉体と幻想」のロバート・ベンチリー等。
ストーリー
サンフランシスコの片ほとりに、悪の華と恋の花が乱れ咲くといわれるハーバリー・コーストが栄えていた頃のことである。デューク・ジョンソンとチェスター・フートンという若者ふたり、奇妙にウマの合う親友でもあり喧嘩友達でもあるところから、相棒となってイカサマ賭博を開帳しては、世間にカモは尽きないと見、いつか金も大分たまって来た。ところがスペリーとマッガークという悪漢が、其筋に追われて逃げて来たためにデュークとチェスターのイカサマまでもすっかりバレとしまい、2人は尻に帆かけて逃亡した。デュークは黄金の花が咲くアラスカを志し、チェスターはニューヨークへ行きたがった。デュークはチェスターを巧く丸め込んで、アラスカ行の船に2人で乗り込んだまではよかったが、どうした事か2人とも大切な預金を失ってしまう。仕方がないので船員に雇ってもらって、ともかくもアラスカへ行くこととなる。この船に例の2人組悪漢も乗っており、デューク等は、2人組の船室を掃除中、金鉱の地図を発見してちょうだいに及ぶ。その地図は悪漢2人がラティマーという男を殺して奪ったもので、さらにその地図は踊り子サルの父が発見した金鉱の見取図であり、サルはスペリー等の跡をつけ、取り返そうとしている問題の地図である。デューク等はスペリー等にかぎつけられたが、巧みに逃れてアラスカに上陸する。サルはアラスカでクロンダイクの親分といわれるエイス・ラーソンのキャバレーに行き、事をわれて頼むと、エイスは色仕掛で取るのが早道だと策を授ける。サルの手から奪う企みは胸にたたんで知らぬふりだ。サルはデュークよりもチェスターがだましやすいので、専ら彼を狙いつつ、2人を追って北方の奥地へ。スペリーとマッガークももちろん追跡する。そしてある日、不思議な運命は地図をめぐる男女全部をカチ合わさせ、しかも大自然の悪戯は氷の裂け目で、サルとチェスター、デュークと悪漢2人組に引き離した。それからちょうど40年たった。チェスターとサルは、ニューヨークでも屈指の金満家夫婦といわれている。その大邸宅に訪れて来たのは40年間生死不明だったデュークである。彼がいかに奇跡的に悪漢共の区手をのがれたかを話し終わったところへ、チェスター第2世が現れた。彼は不思議やデュークに行き写しではないか。物も得言わずデュークが第2世の顔を見つめると、チェスターがすまして説明した。これは養子なんだよ。
キャスト
ボブ・ホープ
Chester_Hooton
ドロシー・ラムーア
Sal
ヒラリー・ブルック
Kate
ダグラス・ダンブリル
Ace_Larson
ジャック・ラルー
Le_Bec
ロバート・バラット
Sperry
ネスター・ペイヴァ
McGurk
ロバート・ベンチリー
Narrator
ウィル・ライト
Mr._Latimer
Jimmy Dundee
Ringleader_of_Henchmen
スタッフ
監督
ハル・ウォーカー
脚本
ノーマン・パナマ
脚本
メルヴィン・フランク
指揮
ロバート・エメット・ドーラン
製作
ポール・ジョーンズ
撮影
ライオネル・リンドン
歌
ジョニー・バーク
歌
ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン
作曲
リー・ハーライン
振り付け
ダニー・デア
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Road to Utopia
- 製作年
- 1945年
- 製作国
- アメリカ
- 初公開日
- 1949年2月
- 製作会社
- パラマウント映画
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
