ウィリアム・コリン
ユン
国籍の全く異なる者同士が親子関係となる“国際養子”として韓国からベルギーへ渡ったマンガ作家ユンが、フランスのドキュメンタリー映画監督ローラン・ボアローと共同監督した自伝的作品。現代のソウル、8ミリフィルム等の実写と、手描きやCGといったアニメを組み合わせ、リアルとセンチメンタルが入り混じった独特の世界観を構築する。
1960年代から70年代、朝鮮戦争後の韓国では20万人を超える子どもが養子として祖国を後にした。その中の一人、ユンは5歳のとき、ベルギーのある一家に“家族”として迎えられた。髪の毛や肌の色が異なる両親と4人の兄妹、カテリーン、セドリック、コラリー、ゲールと共に暮らす中、ユンは生まれて初めて腹一杯食べ、おもちゃを持ち、路上生活や孤児院を忘れることができた。やがてフランス語を覚え、韓国語を忘れ、絵を描くことで実母の幻影と会話しながら、ユンは画才に目覚めていく。そんなある日、“家族”にもう一人、韓国からの養女・ヴァレリーがやってくる。彼女を見たとき、ユンは自分が何者なのかを意識し始めるのだった……。
監督、脚本、原作
監督、脚本
キャラクター・デザイン、ストーリーボード
製作
共同製作
撮影
音楽
音楽、主題歌
美術監督
編集
音響
音響
ストーリーボード
[c]Mosaique films - Artemis Productions - Panda Media - Nadasdy Films - France 3 cinema - 2012
[c]キネマ旬報社