沖縄を舞台に同い年の中年男二人の人生のねじれと混乱を描くロードムービー。監督は「萌の朱雀」「リング」などのプロデューサーの仙頭武則でこれが初監督作。出演は津波信ー、山城智二ほか。2010年に一旦完成するも様々な事情により未公開となっていた作品。2012年11月17日より、沖縄県・桜坂劇場にて先行公開。
ストーリー
教師をしていた山城智一は、台風が接近する中、同僚とコザの居酒屋で飲んでいた。そこで思いがけず米兵の乱闘騒ぎに巻き込まれ、智一の過失で一人の米兵の命を亡くしてしまう。同じ頃、東京で不動産業を営む津波信二は、軍用地の売買の交渉中。彼は台風情報で沖縄に帰るのを諦めて、コールガールを呼ぶのだった。それから数年後。智一は服役を終え、戦争被害者の遺骨収集の仕事に就いていた。信二は不動産業とコールガールの斡旋業に手を染めていた。ある日、信二が智一を車でひいてしまったのをきっかけに、二人は急接近。二人は共に沖縄の本土復帰前年の1971年の生まれだった。見つけた頭蓋骨を家族のもとへ返しにいく過程で心が共鳴していく。 信二は金だけにまみれた生活の虚しさを振り払うように沖縄を疾走。過去の過ちを受け止めようとする智一には、沖縄のすべてがねじれて複雑に見えるようになり、混乱が加速するのだった…。
スタッフ
監督、脚本
仙頭武則
脚本
山田優樹
エグゼクティブプロデューサー
渡口政旬
撮影
中村建勇
撮影
小橋川和弘
撮影
砂川達則
音楽
ASIAN GHOST MOVIES
編集
又吉安則
照明
新庄匡喜
録音
横澤匡広
助監督
砂川敦志
助監督
石田玲奈
プロデューサー
高山創一
脚本協力
岸本司
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2011年
- 製作国
- 日本
- 配給
- FECオフィス
- 初公開日
- 2012年11月17日
- 上映時間
- 188分
- 製作会社
- CMC
[c]キネマ旬報社