葉山レイコ
絵美子
“Love and Eros CINEMA COLLECTION”2ndシーズンWinterの1本。夫の不倫や娘の反抗に悩む主婦が、娘の恋人との関係に溺れていく姿を描く。出演は、「上方苦界草紙」の葉山レイコ、「すべては「裸になる」から始まって」の成田梨紗。監督は、「いつもより素敵な夜に」の児玉宜久。
絵美子(葉山レイコ)は夫・正雄(広瀬彰勇)の浮気現場を目撃するが、彼を問い詰めることもできず、鬱々とした日々を過ごしていた。夫との仲も悪くなる一方で、21歳になる娘の初穂(成田梨紗)もそんな状況を知ってか2人に反発し、朝帰りを繰り返すようになっていた。ある日絵美子は、初穂の部屋で男性からの高価な誕生日プレゼントを見つける。娘には高価すぎると思った絵美子は、返却するため、その男性が経営するバーを訪れる。しかし、絵美子の目の前に現れた朔哉(柴木丈瑠)は想像に反し、屈託のない好感の持てる男だった。絵美子の話を軽くあしらい、また店に来てくださいと言う朔哉に、絵美子は悪い気はしなかった。家で夫や娘のことで頭を悩ます絵美子は、買い物の帰り、ふと気づくと朔哉のバーの前にいた。自分の気持ちの底を見たような気がしてその場を立ち去ろうとするが、表にいた朔哉に呼び止められる。折から振ってきた雨もあり、店で雨宿りをすることにするが、それが過ちの始まりだった……。
[c]シネマ・クリエイション/レジェンド・ピクチャーズ
[c]キネマ旬報社