ミルトン・シルス
Bud_Doyle
「偽りの唇」「女性を讃えよ」等と同じくトーマス・H・インス氏の作品でエール・ピー・社映画がファース・ナショナル社から発売される事になった後の作品である。マーク・エドマンド・ジョーンズ氏の原作をルロイ・ストーン氏が脚色し、エス・ハート劇の監督者として名声あり、最近ユ社に在るランバート・ヒルヤーが監督した。主役は「我が妻を見よ」「熱国の薔薇」等のミルトン・シルス氏と、「偽りの唇」「女性を讃えよ」等のフローレンス・ヴィダー嬢である。名妖婦俳優となったマーシャ・メイノン嬢其他老巧な人々が共演。
前科者のバッド・フィールドは戦地で勲功を樹て帰国後改心しているが妻と仲間とに謀られて再び投獄された。一方悪漢連は検事の眼が光るのでバッドを利用して、検事を亡き者たらしめ様と企て彼もうかと其れを信じ脱獄の途中、飛行機から墜落して重傷を負い病兵病院のドクトルに助けられて全快してみると醜い顔が美しく改造されていた。彼は医師の身内の女で看護婦を勤めているエセルと相知る様になったが其処を辞して検事の家へ踏込み、始めて自分が欺瞞された事を覚った。今は周囲の同情により益々真人間となった彼は、廃兵基金を強奪した悪漢共の家に乗込ん彼等を捕らえ、間もなく彼の冤罪も晴れ、エセルと楽しい生活に入る事が出来た。
Bud_Doyle
Ethel_Carler
Sadie_Doyle
James_Carlson
Dr._Langdon
Joe_Culver
McQrarg
Mrs._Calson
Baly_Calson
The_Aviator
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