渡辺裕之
箕田三郎
福井県越前市のケーブルテレビ局を舞台に、東京から赴任してきた往年の名物キャスターとテレビ局員を始めとした地域の人々との交流を描くコメディ。監督は「万年筆」の市川徹。出演は「青いソラ白い雲」の渡辺裕之、「万年筆」の竹内晶子ほか。地方のケーブルテレビ局としては初の独自映画制作作品。2012年9月1日より福井県鯖江市・鯖江アレックスシネマにて公開。
ニュースキャスター箕田三郎(渡辺裕之)は、かつて民放キー局でスクープを連発し「高視聴率男」の異名を取っていたが、今ではすっかり影が薄れた存在となっていた。そんな箕田に福井県越前市のケーブルテレビ局から声がかかる。そのケーブルテレビの信条は「地域をハッピーに」。視聴率至上主義の箕田とケーブルテレビのベテランキャスター櫻井薫(竹内晶子)は方向性の違いにことごとく対立する。しかし地域のため一心に番組づくりに取り組む薫の思いや地域の人々の温かさにふれ、箕田はケーブルテレビの役割や自分のキャリアを改めて見つめ直し始めるのだった…。
[c]キネマ旬報社