神農幸
明海
震災後も東京で暮らす女性の元に大阪から元カレが迎えに来るが……。岡太地と川原康臣が相互に脚本・監督を務める2作品を、『ぼくらのじしん』として連続上映するうちの1本。監督・編集は、「ネコハコベフジワラさん」の川原康臣。脚本は、「屋根の上の赤い女」の岡太地。出演は、「パークアンドラブホテル」の神農幸。
2011年4月11日、明海(神農幸)は東日本大震災を経験しながらも、東京で暮らし続けてきた。そこに地元大阪から、以前の恋人だった正雄(本多力)がやって来る。正雄は、「関東は放射能汚染でもうおしまいや! 僕と大阪へ帰って結婚しよう!」と息巻く。明海は、自身がベースを務めるバンド活動も解散に追い込まれるが、東京に残ってバンドも続けると主張し続ける。ふたりの意見が平行線をたどるなか、奇妙な出来事が起こる……。
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