監督
東日本大震災により壊滅的な打撃を受けた石巻市立門脇小学校に2011年6月から翌年4月まで密着したドキュメンタリー。中学校の一画を間借りして新学期を迎えた授業の様子や、住民と行政の意見交換会など、子供と大人の再生の日々を追う。監督は、「3月11日を生きて 石巻・門脇小・人びと・ことば」の青池憲司。
ストーリー
2011年3月11日の東日本大震災により、壊滅的な打撃を受けた石巻市立門脇小学校。児童300名のうち7名が犠牲となり、校舎は津波と火災で使用不能、校区のほとんどが荒野と化した。4月、高台にある門脇中学校の一画に間借りして新学期を迎えた門脇小学校には、震災と向き合う子供たちの姿があった。3年生は“よみがえれ石巻”という授業を通じて、自分たちが住んでいた町をどんな風に創りかえるのか、新たな災害に備えるにはどうすればいいかを考えた。奔放なアイディアにあふれる授業は、3学期まで行われた。地域でも、生活とコミュニティの復興をめざす住民と行政の意見交換会が始まり、今も続いている。本作は震災後の6月から門脇小学校にカメラを据えて、教室と地域、子供と大人の再生の日々を、石巻の四季を交えてとらえていく。