ポップで温もりのある見た目としっかり身体を支えてくれるような座り心地で、世界中で人気のイームズ・チェア。家具だけでなく、建築、映画など様々なジャンルを手がけ、1940~1960年代に興隆したミッドセンチュリー・モダンというデザインのムーブメントを牽引したチャールズとレイのイームズ夫妻。彼らの映像や手紙、作品、彼らの娘やイームズ・オフィスの代表を務める孫ら家族や関係者へのインタビューを交え、二人の知られざる人物像を追跡するドキュメンタリー。監督はジェイソン・コーンと、数々のドキュメンタリー作品を生み出してきたビル・ジャージー。「オズ はじまりの戦い」「127時間」のジェームズ・フランコが本作のナレーションを担当。
ストーリー
20世紀のデザインについて語る上で欠かすことのできないチャールズとレイのイームズ夫妻。イームズ・チェアに代表される家具やおもちゃ、建築、映画など二人が手がけるジャンルは多岐に渡り、1940~1960年代に興隆したミッドセンチュリー・モダンというデザインのムーブメントを牽引した。また、二人のプロダクションは現在も愛され、世界中に影響を与え続けている。二人が出会ったとき、チャールズは建築家で、レイは画家を目指していた。当時チャールズは既婚者だったものの、二人の感性は共鳴し恋に落ち、結婚。イームズ・オフィスを立ち上げた。第二次世界大戦や冷戦、急速な近代化といった激動の時代に活躍した二人。代表作となるイームズ・チェアは当時としては珍しい材質を使い、遊び心とおもてなしの思いがこめられ、使う者に温もりを感じさせる。しかし生前、二人のプライベートな面はほぼ明かされなかった。二人の遺した手紙や写真、映像、作品や、孫でイームズ・オフィス代表を務めるイームズ・デミトリオスら家族や関係者らのインタビューを交え、チャールズとレイの人物像に迫る。
スタッフ
監督、脚本、原作、製作
ジェイソン・コーン
監督、製作
ビル・ジャージー
ナレーション
ジェームズ・フランコ
撮影
ヴィンセント・フランコ
撮影
トム・ハーウィッツ
音楽
マイケル・ベーコン
編集
ダン・バーニール
共同プロデューサー