ジョン・ホール
Haroun-Al-Raschid
「果てなき航路」のウォルター・ウェンジャーの1942年作品のテクニカラー色彩映画。脚本は「拳銃の町」のマイケル・ホーガンが書きおろし、トルー・ボードマンが台詞を書き加え、俳優、ギャグマン、編集者を経て監督となったジョン・ローリンスが監督し、ミルトン・クラスナーが撮影した。出演者は「台風」のジョン・ホール、「風雲児」のマリア・モンテス、「ジャングルの王(1949)」のサブー、「凸凹宝島騒動」のリーフ・エリクソン等。
ハラウン・アル・ラシッドはバグダッドのカリフの世嗣の皇子であったが、種ちがいの弟カマール・アル・シャーマンのために計られて奴隷市場に売られる。カマールは美女シェーラザードに横恋慕していたが、カマールの臣下の腹黒いナダンは、主人に内緒で、シェーラザードとその仲間全部を奴隷に売りとばす。シェーラザードの仲間はサーカスの芸人たちで、アリ・ベン・アリ、アーマッド、アラデイン、シンバッド等である。奴隷の監獄にほうり込まれている間にシェーラザードは、人民に変装しているハラウンと恋に陥る。というのは、ハラウンは死んだと思われているからである。奴隷たちのキャラバンは富豪たちの集まり場所に出掛けたが、ハラウン、シェーラザード、アリ、アーマッド等は脱走した。併しカマールとその兵隊に捕えられてしまう。カマールは砂漠の中の豪華なテントの町で、シェーラザードのために、大祝宴を催す。カマールは彼女を妃にするつもりであるが、彼女が砂漠の神殿で踊っている最中、ハラウンが彼女を救い出そうとする。はしなくもハラウンの部下とカマールの部下とは、闘争を始めたが、カマール方が多勢なので、ハラウン勢はテントに火をはなって、援軍が到着するまで、くい止めようとする。援軍はアリに率いられて、バグダッドからやって来るのだ。ハラウンはカマールと一騎打ちの勝負をすることに成り、剣とナイフと拳固で渡り合い、遂に邪は正に敵せず、ハラウンに凱歌が挙る。かくて愛し合ったハラウンとシェーラザードは結ばれる。
Haroun-Al-Raschid
Sherazade
Ali_Ben_Ali
Kamer
Ahmad
Nadan
Corporal
Captain
監督
脚本、原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
台詞
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