陽に灼けた道
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陽に灼けた道

2012年6月16日公開、89分
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自責の念から巡礼の旅に出た青年が老人と出会うことで立ち直っていく様を描くドラマ。監督はソンタルジャ。出演はイシ・ルンドゥプ、ルジェほか。2012年6月16日より、東京・オーディトリウム渋谷にて開催された「オロを知るためのチベット映画特集」にて上映。

ストーリー

結婚間近のニマと彼の兄は、街に住む娘の元から帰宅する母を迎えに向かった。兄はバイクの後部座席に母親を乗せて、ニマは小型トラクターでその後に続くいた。しかし事故によりバイクから落ちた母親をニマははねて死なせてしまう。自責の念に深くとらわれたニマは警察に自分を有罪にしてもらおうとするが、警察は母親の死は事故だと判断する。深い喪失と悲しみ、そして母親の血の混じった一握りの土とともに、ニマは故郷と恋人を後に残し、ラサに向かって巡礼の旅に出る。長く苦しい旅…時も距離も献身的な祈りも彼の苦悶を取り去ることはできなかった。どうしようもない状況の中で、彼は家路につこうとするが、故郷への道半ばにして車を降りてしまう。そして出会ったのが、娘の結婚式に出た後、残された人生への期待をなくし、空虚さととまどいを感じている一人の老人だった。老人は、奇妙な行動をとる若者に興味を持ち、彼にかかってきた電話で彼の悲しみの原因を知る。そして、この若い男について行こうと決心をする。2人は広大なゴビ砂漠を一歩一歩進んでゆく。彼らの長い旅路で、老人の辛抱強く親切な諭しと、分別ある言葉は若者の態度を徐々に変えてゆく。老人と別れた彼が見つけたものは事実と向き合う勇気を持つ自分自身の姿だった。

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作品データ

原題
太阳总在左边
製作年
2010年
製作国
中国
配給
オロ製作委員会
初公開日
2012年6月16日
上映時間
89分


[c]キネマ旬報社