ピエール・クレマンティ
ジャコブ
過去には『ラスト・タンゴ・イン・パリ』で一大センセーションを巻き起こし、昨今も『ドリーマーズ』など刺激的な作品を撮り続けている名匠ベルナルド・ベルトルッチ監督の初期作で、日本では劇場公開されていなかった幻の作品。ドストエフスキーの原作を基に、ある青年が相反するふたつの人格の間を移ろい引き裂かれていく様を鮮烈に描く。
大学で教鞭をとる孤独な青年ジャコブ(ピエール・クレマンティ)はある夜、友人の若い男を突然ピストルで射殺してしまう。後日、ジャコブは何事もなかったかのように、好意を抱いている大学教授の娘クララ(ステファニア・サンドレッリ)の誕生日パーティーにやってくる。しかし、そこでの奇抜な振る舞いにより、会場から追い出されてしまう。帰り道、ジャコブの前に巨大な影が現れる。その日から、ジャコブは自分の“分身”と、奇妙な共同生活を始めることになる……。
監督、脚本
脚本、原案
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳/スタイリスト
[c]1968 Red films Produced by Giovanni Bertolucci
[c]キネマ旬報社