水木一郎
タカエツネオ
両腕を失いながらも、クリーニング業を起こし、多くの障がいを持った人々と共に社会法人光生舎を作った高江常男の生涯を描くアニメーション。監督は「大地の詩 留岡幸助物語」の山田火砂子。声の出演は“アニメソング界の帝王”として知られる歌手の水木一郎、「夜の哀しみ Living in Shadows」の平淑恵。ナレーションを「黒い雨」の市原悦子が務める。
昭和2年、北海道芦別の炭鉱住宅に生まれた高江常男は、10歳の頃に竹とんぼを右目に刺して義眼となる。昭和19年冬、極寒の知床・武佐岳の山麓で、常男は電線を張る工事に従事し、3000ボルトの電気が流れている電線を両手で掴み感電、両腕切断の重傷を負ってしまう。彼は詩や小説等を書いて生きていくことを考え、口にペンをくわえて字を書く練習を始める。睡眠時間を削り、眠くなると足に針を刺したり、冷水に顔をつけたりして1日4時間という睡眠時間の中、口で字を書く練習をし、本を読み、詩を書いた。地元の赤平で炭鉱の仲間と共に詩集などを出していた常男だったが、ある日、新聞記者として雇用されることになった。それは仕事が出来なかったものが職を得る喜びと、人として仕事をすることの重要さを味わった瞬間でもあった。当時は炭鉱全盛だったもののエネルギー革命で徐々に斜陽化していた時代。町には、炭鉱事故で怪我をした多くの障がい者がいた。常男は、彼らになんとか就職を斡旋しようと考えるが雇ってくれる所はどこにもない。両手のない自分が仕事を見つけてようやくメシが食えるようになった。今度はこの障がい者の人たちの仕事をなんとかして見つけたい。それが叶わないなら自分たちで仕事をやるしかない。そう考えた常男は、自ら創業を決意するのだった……。
監督、製作総指揮
脚本
ナレーション
アフレコ演出
演出、絵コンテ
キャラクター・デザイン
音楽
録音
プロデューサー
主題歌プロデュース
主題曲/主題歌
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