取材、構成
40歳の時に乳がんを発症しながらも、抗がん剤などを使った治療を拒否し、自然に、自由に生きる道を選択した渡辺容子さんの最期の2年間に密着したドキュメンタリー。単なる闘病記録ではなく、1人の女性が選択した前向きな生き方の記録となっている。取材、構成を担当したのは、「君が代不起立」の松原明と佐々木有美。
ストーリー
東京都杉並区で学童クラブの指導員として働いていた渡辺容子さんは、40歳の時に乳がんを発症する。しかし、一般的ながん治療に異を唱え続ける主治医・近藤誠医師の考えに賛同した彼女は、抗がん剤などの積極的治療を拒否して、自然に、自由に生きてゆく道を選択する。旅に出て、3.11を経験し、仲間に支えられて生きる彼女の最期の2年間にカメラは密着。2010年から12年までの“生き方、死に方”を記録した。医療の発展が私たちにもたらすものとは、そして“自分らしく生きる”とは何なのかを、見る者に問いかける。
スタッフ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社