片岡華奈子
小林遥華
入院先の病院で出会った余命わずかな少女2人が、病院を抜け出し、様々な経験を経る中で成長してゆく姿を瑞々しいタッチで描いたドラマ。出演はCMや舞台で活躍し、本作が映画初主演となる片岡華奈子と小室ゆら。監督は、数々のCMやPV、WEBムービーのスタッフとして経験を積み、本作が劇場用映画初監督となる清水健斗。
18歳の春、身寄りもないまま、余命3カ月を宣告された遥華(片岡華奈子)は、“やり残したこと”のために病院からの脱走を決意する。そんな彼女に、同室の少女・亜希(小室ゆら)が脱走を助ける代わりに、自分の“やりたい事リスト”を手伝うよう持ちかける。亜希もまた、余命幾ばくもない身の上だった。全く価値観の異なる2人だったが、様々な出来事を経験するうちに、互いになくてはならないほどの友情を感じるようになる。道中で出会った人々との交流を通じて、人の温かさや世界の厳しさを知り、成長してゆく2人。人間の生・死・命と向き合い、彼女たちはその先に何を見るのか……?
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