当選の見込みが薄いとされながら、それでも選挙に立候補する“泡沫候補”として知られる人々の原動力とその目的を追ったドキュメンタリー。監督は「フジヤマにミサイル」の藤岡利充。出演は、スマイル党総裁のマック赤坂、政権放送がYouTubeで150万回再生された外山恒一、落選歴15回の日本記録を持つ羽柴秀吉ほか。
ストーリー
2011年11月。橋下徹が仕掛けた40年ぶりの大阪府知事・市長選挙。維新か反維新か、世論は二つに分かれ、マスコミをも巻き込んで日本中が沸き返っていた。そこに現れた場違いな4人の泡沫候補たち。スマイル党総裁のマック赤坂、二度目の府知事選に挑む“高橋先生”こと高橋正明、7歳の娘をもつ61歳の中村勝、初選挙の岸田修。なぜ、彼らは300万円の供託金を支払ってまでして、敗北必死の選挙に立候補するのか。過激な政権放送が話題を呼んだ外山恒一、落選歴15回という羽柴秀吉ら泡沫候補たちの独自の戦いを追いかけ、歴史に残ることのないチャレンジャーたちの原動力とその目的を探る。