チャン・ハンユー
宋江
全86話、約3870分の歴史スペクタクルドラマ『水滸伝』を、主要な登場人物に焦点を絞って102分に再編集した劇場版。北宋末期、湖畔の要塞“梁山泊”に集まった108人の好漢たちと、悪辣な奸臣との戦いを描く。監督は、ドラマ『射雕英雄伝』のジュ・ジャオリャン。出演は、「孫文の義士団」のチャン・ハンユー。
四代皇帝・仁宗が治める北宋の時代。道教の本山・竜虎山を訪れた洪大尉は、太古の昔、妖魔を封じたとされる“伏魔殿”の封印を猜疑心から解き放ってしまう。伏魔殿から噴き出した108つの魔星は、やがて四方の彼方へ飛び散っていく。時は流れ、八代皇帝・徽宗が治めるころになると、朝廷は腐敗を極め、民は奸臣の横行に苦しめられていた。あるとき、地方の役人・宋江(チャン・ハンユー)は、道士・公孫勝(ジン・ガンシャン)から伏魔殿から放たれた魔星の話を聞かされる。様々な事情で世間からはじき出された108人の好漢たちは大小の戦いを経て、自然の要塞“梁山泊”に集まり、国を救うため戦いに挑む。
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