イザベル・ユペール
テレーズ
2001年にフィリピンのリゾート地で発生した観光客拉致事件を基に、「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したブリランテ・メンドーサが映画化。出演は「愛、アムール」のイザベル・ユペール、「アボン・小さい家」のジョエル・トレ、「キナタイ マニラ・アンダーグラウンド」のマリア・イザベル・ロペス。
2001年5月。美しい海や自然に囲まれたリゾート地、フィリピン・パラワン島のホテルで、夜中、21人の観光客が拉致される事件が発生した。犯人はイスラム武装勢力アブヤサフの一団。彼らの本拠地ミンダナオ島に到着するまでの間、着の身着のままで船に乗せられた被害者たちはそれぞれの素性を調べられる。その中にはNGOのフランス人活動家、テレーズ(イザベル・ユペール)もいた。長引く潜伏生活の中、テレーズは、人質たちの命を顧みないフィリピン国軍による救出作戦やフィリピン政府による身代金の着服、そして仲間の処刑を目の当たりにする。神経が擦り減り、抵抗する気力を失くしていく人質たち。だがそれでも彼らは、救出されるその日を待ち続けていた……。
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