ジェームズ・ファレンティーノ
Dan
テキサスの田舎町で起きた連続殺人事件を発端に、死者たちが蘇り、ゾンビとなって町を襲うという恐怖映画。製作総指揮はリチャード・R・St・ジョーンズ、製作はロナルド・シュセットとロバート・フェントレス、監督はゲーリー・A・シャーマン。ジェフ・ミラーとアレックス・スターンの原案を基にロナルド・シュセットとダン・オバノンが脚色。撮影はスティーブ・ポスター、音楽はジョー・レンゼッティが各々担当。出演はジェームズ・ファレンティノ、メロディ・アンダーソン、ジャック・アルバートソン、デニス・レッドフィールド、ナンシー・ロック・ハウザーなど。
テキサス州の南側、メキシコ湾に面した小さな村ボッターズ・ブラフ。秋のある日、1人のカメラマンが海辺で風景を撮影している時、突然美しい女が現われ、彼を挑発した。男がシャッターを切ろうとした瞬間、彼は何者かに襲われ、ガンリンをかけられ焼かれてしまう。村の保守官ダン・ギルズ(ジェームズ・ファレンティノ)は、その晩、車の中の黒焦け人間を発見する。彼はまだ生きており、身元調査の結果、ジョージ・レイモンというカメラマンであることがわかる。次の晩、泥酔して漁船のデッキを歩いていた1人の漁師が、何者かによって殺されるという事件が起きる。一方まだ意識を持ち続けていたレイモンが、実は看護婦だった海辺の女に殺された。それから、村では、相次いで怪奇な事件が続き、調査を急ぐダンは、自らも交通事故に遭遇してしまう。フロントの部分に残っていた人間の皮膚を病院で調べるダン。彼は、その皮膚が3カ月前に死んだ人間のものであることを知って唖然とする。翌日、行方知れずになっていた家族の自家用車が海中から発見されるが家族3人の姿は見えなかった。同じ日、若いヒッチハイカーの娘が襲われ、顔を潰された。村の検死官であり葬儀屋であるドッブス(ジャック・アルバートソン)は、彼女の顔を元通りにしてやろうと、自分の研究室に安置した。彼は、破壊された死体を美しくすることに快感をおぽえていたのだ。ダンの妻ジャネット(メロディ・アンダーソン)は、小学校の教師をしていた。ブードゥー教と魔術に関する本を彼女のひき出しから見つけたダンは彼女の授業を聞くため学校を訪れた。何と、彼女の生徒の中に行方不明になっていた少年の姿があった。調査を進めるうちに、ダンには、ある人物が浮かび上がってきた。身許不明の死体公示所で勝手に死体を使ったために州の仕事を解雇されたドッブスだ。そして、ドッブスの所に行ったダンは、彼の口から恐しい事実を耳にする。ジャネットは、実は数年前に死んでおり、今いっしょに生活している彼女は・ドッブスが修復したゾンビであるというのだ。ショックを受けた彼の目の前で、恐しいフィルムが回りはじめる。それは、人間が残酷な方法で殺されるシーンで、村で起こった怪奇な事件の記録も混っていた。やがて現われるジャネット。墓に埋めてと頼む彼女を墓地に連れて行くと、そこに、ゾンビと化した村の人々が群らがってきた。中にはレイモンや漁師もいた。戦慄するダン。しかし、驚くダンも自分がゾンビであることにやがて気がつくのだった。つまりこの村全体がゾンビの村だったのだ。
Dan
Janet
Dobbs
Ron
Linda
Laymon
監督
原案
原案
製作、脚色
製作
製作総指揮
撮影
音楽
脚色
字幕
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