ゼイヴィア・サミュエル
ジョシュ
洪水によって1軒のスーパーマーケットに閉じ込められた若者たちのサバイバルを描くパニック・ホラー。ヴェネチア国際映画祭で上映され、イタリア、中国、ロシア、タイ、マレーシアなどで大ヒットを記録した。出演は「もうひとりのシェイクスピア」のゼイヴィア・サミュエル、「ステップ・アップ3」のシャーニ・ヴィンソン。3D。
若者から家族連れまで、多くの観光客が夏の日射しと青い海を楽しむ風光明媚なオーストラリアの海岸。ティナ(シャーニ・ヴィンソン)と婚約したばかりのジョシュ(ゼイヴィア・サミュエル)は、ティナの兄であり親友でもあるローリーと共にライフセーバーの仕事を楽しんでいた。しかし、そんな平和な観光地に突然、巨大ザメが出現。その知らせを受けたジョシュはローリーの元へ急ぐが、その眼の前でローリーはサメに喰い殺されてしまう。自責の念に苛まれるジョシュは、いつしかティナとの関係もぎくしゃくし始め、彼女はシンガポールへと旅立って行った。それから1年。ライフセーバーを辞めたジョシュは、目的を失ったようにスーパーで働きながら、無気力に日々を過ごしていた。ある時、いつものように仕事をしていると、そこにティナの姿が。彼女は新しい恋人スティーブンと一緒に買い物に来ていた。その直後、強盗がスーパーを襲撃。あたりに緊張が走る中、突然大量の水が流れ込み、スーパーや駐車場はあっという間に水没してしまう。生き残ったのはジョシュを始め、ティナ、スティーブン、警察官に強盗犯など合わせて13人。彼らは商品棚にしがみつき、水の中から這い上がり、何とか一命を取り留めたのだった。大洪水に飲み込まれたスーパーマーケットに閉じ込められた生存者たち。危機はこれで去ったわけではなかった。水中には巨大な人喰いザメ、天井からは人喰いガニの大群、水上に垂れ下がる高圧電線。しかも、生存者の中には強盗犯と殺人鬼が潜んでいるのだ。彼らを襲う危機の連続。地獄のようなスーパーマーケットから脱出するため、生命を賭けた挑戦が始まる。
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