マリベル・ベルドゥー
エンカルナ
グリム童話の『白雪姫』をモチーフに、“こびと闘牛士団”とともに巡業の旅を送る女性闘牛士の姿を、モノクロ&サイレントのスタイルで描いたダーク・ファンタジー。スペインのアカデミー賞と呼ばれるゴヤ賞で10部門を受賞。出演は「テトロ 過去を殺した男」のマリベル・ベルドゥ、本作で映画デビューを飾るマカレナ・ガルシア。
少女カルメン(ソフィア・オリア)は天才闘牛士の娘だったが、生まれると同時に母親を亡くし、父アントニオ・ビヤルタ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)は意地悪な継母エンカルナ(マリベル・ベルドゥ)と再婚。虐げられた幼少期を過ごしていた彼女は、ある日、エンカルナの策略で命を奪われそうになったところを、“こびと闘牛士団”の小人たちに救われる。“白雪姫(=ブランカニエベス)”という名で彼らとともに見世物巡業の旅に出たカルメン(マカレナ・ガルシア)は、成長すると女性闘牛士としての才能を開花させ、行く先々で圧倒的な人気を得るようになるが……。
[c]2011 Arcadia Motion Pictures SL, Nix Films AIE, Sisifo Films AIE, The Kraken Films AIE, Noodles Production, Arte France Cinema
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