ピーター・ホー
ハオジエ
原田マハの小説を台湾のスタッフ、キャストで映画化した日台合作映画。仕事が生きがいの女性とその恋人、飼い主を待ち続ける愛犬の絆を描く。出演は「ソフィーの復讐」のピーター・ホー、「ビバ!監督人生!!」のチャン・チュンニン、「空の境界」(13)の池端レイナ。監督はテレビ『秋のコンチェルト』のチェン・フイリン。
ファッション雑誌編集者のワンチェン(チャン・チュンニン)は、憧れの編集長の下で働き、充実した日々を過ごしていた。プライベートでは、在宅でコピーライターとして働く恋人ハオジエ(ピーター・ホー)と同棲中。ハオジエはワンチェンのために毎日美味しい料理を作ってくれる。仕事も恋も順調なある日、取材先のペットショップで1匹の犬に出会う。売れ残りで殺処分を待つばかりなので、引き取ってくれないかと店員から相談を受けたその犬は、ゴールデンレトリバーの“リラ”。同情はしたものの、目の回るような忙しさに加え、家事はほとんど恋人任せ。犬の世話ができるのかと迷いつつも、ハオジエの同意を得て引き取ることを決意。そして、リラのために、郊外の広い家に引っ越す。その一方で、昇進したワンチェンは、日本との共同プロジェクトで留守にしがちの編集長から大きな仕事を任され、意気込んで取り組んでいた。休日にハオジエやリラと一緒に外出しても、仕事の電話がひっきりなし。慣れないリラとの生活もストレスとなり、つい八つ当たりしてしまう。次第に溝が深まった2人は同棲を解消。リラの世話はハオジエに任せたものの、別れ際、車から飛び出して駆け寄るリラを目にして、自分で飼うことを決意する。だが、共同プロジェクトである日本人有名デザイナーと日本人モデル(池端レイナ)のファッションショーも開幕が迫り、副編集長となったワンチェンも準備に大忙し。頼りになる営業担当リーシャン(ディン・チュンチェン)のサポートを受けて何とか乗り切っていた。とはいえ、今はリラがいるので、仕事を残して帰らなければならない。ジレンマに悩む中、リラが重い病に侵されていることを知る。医師の宣告に呆然とするワンチェン。恋人だけでなく、リラもいなくなってしまうかもしれない。仕事に没頭する日々の中で、大切なものを見失っていたことに気付いたワンチェンは、ある決意を固める……。
監督
脚本
原作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
プロデューサー
プロデューサー
主題曲/主題歌
[C]2014映画「一分間だけ」
[c]キネマ旬報社