ヴァーツラフ・ネッカーシュ
Milos Hrma
ナチス占領下のチェコのとある駅を舞台に、童貞に悩む青年駅員がやがてレジスタンス活動に巻き込まれていく様を描くドラマ。監督は「スイート・スイート・ビレッジ」のイジー・メンツェルで今作が長編デビュー作。出演はヴァーツラフ・ネツカーシュ、イトカ・ベンドヴァー、ヨゼフ・ソムルほか。1967年アカデミー賞外国語映画賞受賞作。2008年12月6日より、東京・日比谷シャンテ・シネにて開催された『「英国王 給仕人に乾杯!」公開記念<メンツェル映画祭>』にて公開。別邦題は「運命を乗せた列車」。
第二次大戦中ナチス・ドイツに占領されたチェコ。村の駅に勤務する小柄な青年ミロシュは自分が未だ童貞なのを悩んでいた。ミロシュは、愛くるしい車掌のマーシャとの一夜でうまくいかずに自殺未遂を起こす。駅の主任フビチカは電信技士の少女のお尻に駅のゴム印をおして楽しんだりするプレイボーイ。悩むミロシュに医師や主任が手助けをして、性の手ほどきをする美女があらわれる。“勝利の女神”という暗号名のその美女は、やがて駅を通過する、独軍の軍用車を爆破する密命をおびたレジスタンスの闘士だった…。
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