増井香里
美佐子
新人や無名の俳優と若手監督が数ヶ月にもおよぶワークショップを経て1つの作品を作り上げる若手推進プロジェクト『全力映画』第2期作品として制作された短編。ソーシャル・ネットワーキング・サービスで反応を集めることに囚われてしまう女性を描く。FOXムービープレミアム短編映画祭2013最優秀作品賞を受賞。監督・脚本は、「ロストガール」がドイツ・ドレスデン国際映画祭やイギリス・レインダンス映画祭等に正式招待を受け、企画・共同脚本を手がけた「朝日ヶ丘の素晴らしき人々」が2010年サンダンス・NHK国際映像作家賞グランプリを受賞した山岡大祐。第2期Aプログラムにて上映。同時上映は「008」「籠の中」。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス、通称SNSに猫の写真を投稿し反応を得ることにのめり込んでいる女が、ある日、ビルの隙間で暮らす男を見つけ、投稿のネタにしようと思いつく。写真に写るのを嫌がる彼に、女は色仕掛けでうんと言わせようとする。そうしているうちに女は男と一緒にビルの隙間で暮らしはじめ、彼女自身が写真を撮られる側になっていく。
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