マリーヌ・ヴァクト
イザベル
「危険なプロット」のフランソワ・オゾン監督が、17歳の少女を主人公に、大きく変化してゆくそのセクシュアリティと真正面から向き合ったドラマ。主演は、イヴ・サンローランの香水のイメージモデルで注目を集め、本作が映画初出演となったマリーヌ・ヴァクト。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された。
夏。パリの名門アンリ4世高校に通うイザベル(マリーヌ・ヴァクト)は、医師の母シルヴィ(ジェラルディン・ペラス)とその再婚相手の義父パトリック(フレデリック・ピエロ)、弟のヴィクトルと共に、リゾート地でバカンスを過ごしている。華奢な身体にあどけない顔立ちながら、その眼差しはどこか大人びていた。ある夜、こっそり外出した彼女は、知り合ったドイツ人青年フェリックスと海辺で抱き合い、初めての体験を呆気なく済ませる。翌日、再び会いに来たフェリックスに対して、イザベルは素っ気なかった。数日後に開かれた17歳の誕生パーティーにも、フェリックスは招かれなかった。そしてバカンスが終わると、別れの挨拶もないままイザベルは去って行く。秋のパリ。イザベルは、SNSを通じて知り合った不特定多数の男たちと密会を重ねていた。放課後になると駅のトイレで身支度を整え、待ち合わせ場所へ向かう。名前は“レア”、身分は20歳のソルボンヌ大学文学部2年生と偽っていた。帰宅すると、男たちから受け取った300ユーロをクローゼットに隠す。もちろん、家族には秘密。彼女の若さと美しさに心を奪われ、たびたび連絡してくる初老の男がいた。既婚者で娘もいる彼の名前はジョルジュ。その紳士的な態度が気に入ったイザベルは、定期的に会い続ける。そんな時、事件が起きた。ジョルジュが心臓発作を起こし、ベッドの上で息を引き取ってしまったのだ。動転したイザベルは、逃げるように部屋を立ち去る。冬。何も知らないシルヴィの病院に突然、警察官が訪れる。亡くなったジョルジュと最後に一緒にいた相手がイザベルであることが判明し、捜査の手が伸びたのだ。状況が飲み込めないシルヴィだったが、娘の部屋から大量の札束が発見されたことで、ようやく事態を理解。問い詰める母の言葉に、イザベルは何も答えない。その日から、答えを見つけるためのイザベルの心の旅が始まった……。
イザベル
シルヴィ
パトリック
ヴィクトル
ジョルジュ
アリス
ヴェロニク
ピーター
フェリックス
アレックス
クレール
精神科医
婦人警官
警官
ムナ
ホテルの男
メルセデスの男
実験助手
ホテル従業員
イリアナ
シャルロット
監督、脚本
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
メイク
ヘアメイク
録音
助監督
ライン・プロデューサー
キャスティング・ディレクター
キャスティング・ディレクター
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サウンドミックス
スチール
字幕
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