水戸で暮らすある家庭を通して、家族の絆やつながりを描くヒューマンドラマ。水郡線沿線地域活性化支援作品として、カミスガフィルムコミッションにより制作された水郡線3部作の最終章で、出演者の多くはオーディションやスカウトで選ばれた演技経験のない一般人を起用している。監督・脚本・編集は、「走れ」の大内靖。
ストーリー
水戸の街中にあるマイホームで暮らす大林家は5人暮らしの核家族で、一見ごく普通の家。しかし家族全員が、心に秘密や傷を抱えていた。父・圭輔(樫村裕章)は厳格で、仕事でも厳しい態度を崩さないため、周りから疎まれている。母・京子はパートをしながら家事をこなし、家庭を支えていたが、家族には言えない秘密を抱えていた。高校を卒業した長男・翔太は父と深い確執があり、予備校に通わずバイトと遊びに明け暮れていた。高校生の長女・明日香は勉強もでき両親想いだが、学校の人間関係に問題を抱えている。口を利かない中学生の次女・七海は学校に通わず、毎日家で本を読んで過ごしている。お互いの秘密や傷に触れないよう過ごしながら、少しずつほころびが出てくる日々を過ごす一家。そんなある日、幼かった圭輔を捨てた母親が亡くなったと知らせが入る……。
コラム・インタビュー・イベント
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作品データ
- 製作年
- 2013年
- 製作国
- 日本
- 配給
- カミスガプロジェクト
- 初公開日
- 2013年11月17日
- 上映時間
- 65分
- 製作会社
- KFC=大内組
[c]キネマ旬報社