2012年12月5日に急逝した歌舞伎俳優・十八世中村勘三郎に密着したドキュメンタリー。20年にわたる密着取材、7000時間以上にのぼる映像から厳選したシーンを抽出し、舞台の上の顔から家庭の中のプライベートな姿まで、稀代の歌舞伎俳優の真の姿を映し出す。監督は、テレビのドキュメンタリーを手掛ける松木創。
ストーリー
2012年12月5日に急逝した歌舞伎俳優・十八世中村勘三郎。1959年、3歳で初舞台を踏んでから、半世紀以上にわたって、その姿は映像に収められてきた。日本が世界に誇る歌舞伎という伝統芸能を後世に伝えようと粉骨砕身する姿、若い世代の心を掴むため現代劇の劇作家たちとともに革新的な挑戦を続ける姿、父親として、師匠として、2人の息子たちに芸の魂を宿そうと奮闘する姿など、舞台の上の俳優としての顔から、家庭の中のプライベート映像まで、収録された映像は7000時間以上にものぼる。稀代の歌舞伎俳優・勘三郎はどこを目指していたのか、人々に何を伝えたかったのか、命をかけ、人生をかけ、何を成し得たのか……膨大な記録映像から厳選したシーンを抽出し、歴史に残る俳優の真の姿を映し出す。