1960年代にインドネシアで行われた大量虐殺の加害者たちにその再現をさせながら、彼らの心中や殺人の実態に迫るドキュメンタリー。製作総指揮に「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」のエロール・モリス、「フィツカラルド」のヴェルナー・ヘルツォークが名を連ね、山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞、全米批評家協会賞最優秀ドキュメンタリー賞など全世界50以上の映画賞を受賞している。
ストーリー
1965年インドネシア。スカルノ大統領(当時)親衛隊の一部がクーデター未遂事件を起こし、クーデターの収拾にあたった軍部のスハルト少将らは、事件の背後にいたのは共産党だとして、西側諸国の支援も得ながらインドネシア各地で100万規模の人々を虐殺。その実行者たちは、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている……。アメリカ人映画作家ジョシュア・オッペンハイマーは、人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、対象を加害者に変更。北スマトラ州の州都である大都市メダンで虐殺の実行者たちを取材中、彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、殺人を好きな形で再現し映画にすることを提案する。まるで映画スター気取りで当時の殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。だが、その再演は彼らにある変化をもたらしていく……。
キャスト
スタッフ
監督
ジョシュア・オッペンハイマー
共同監督
匿名
共同監督
クリスティーヌ・シン
製作
シーネ・ビュレ・ソーレンセン
製作総指揮
エロール・モリス
製作総指揮
ヴェルナー・ヘルツォーク
製作総指揮
アンドレ・シンガー
撮影
カルロス・マリアノ・アロンゴ=デ・モンティス
撮影
ラース・スクリー
音楽
エリン・オイエン・ヴィステル
編集
ニルス・ペー・アンデルソン
編集
ヤヌス・ビレスコフ・ヤンセン
編集
マリコ・モンペティ
編集
シャーロット・ムンク・ベンツン
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アリアドナ・フォティオ=ヴィラス・メストレ
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