オランダのアーティスト、テオ・ヤンセン作品のミニチュアが『大人の科学マガジン』の“ふろく”になるまでのプロセスを追ったドキュメンタリー。監督は「ムネオイズム 愛と狂騒の13日間」の撮影を務めた忠地裕子。全長10メートルを超す動く巨大彫刻を20センチほどに極小化していく“ものづくり”の職人たちを巡る旅が描かれる。
ストーリー
永岡昌光は、独創的な想像力を駆使して世界にたったひとつしかない精巧なミニチュアを生み出す試作屋である。今回の仕事は、風力で動く巨大オブジェを制作するオランダの鬼才アーティスト、テオ・ヤンセン作品のミニチュア。これまで数々のヒット商品を生み出してきた『大人の科学マガジン』の“ふろく”として、編集長の西村俊之が仕掛けた。全長10メートルを超す動く巨大彫刻を20センチほどに極小化、永岡のオリジナル作品にまで昇華した試作品は、日本・台湾・中国、3つの国を経て“ふろく”としてようやく完成に至るのであった。