ジェニファー・モリソン
ホワイト大尉
軍の医療施設でエレベーター内に閉じ込められた3人の兵士が、心理実験の対象となり、変貌してゆく様子を描いたサイコスリラー。出演は「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のジェニファー・モリソン、「ダークナイト ライジング」のジョシュ・スチュワート、「大統領の執事の涙」のスティーヴン・ライダー。
ワシントンDCにある軍の医療施設で、中東からの帰還兵を対象にしたPTSD(=心的外傷後ストレス障害)の治療カウンセリングが行われていた。対象者は3名。1人は敵の捕虜となり、凄絶な拷問を受けた女性のC・ホワイト大尉(ジェニファー・モリソン)。今も日常的に、人々が死んでゆく姿が脳裏に浮かぶことに苦しんでいた。2人目は無人爆撃機の遠隔パイロット、B・オールズマン軍曹(ジョシュ・スチュワート)。向精神薬物中毒の傾向がある彼は、女性と子どもばかりの施設を攻撃した経歴があり、激しい女性差別の言葉を吐く。3人目は穏やかな性格のR・ディエゴ上等兵(スティーヴン・ライダー)。仲間を助けられなかった経験から、戦場の光景のフラッシュバックに悩まされていた。その日のカウンセリングを終えると、シングルマザーのホワイトは、半年ぶりに娘に会うために帰途につく。だが、3人が乗り合わせたエレベーターが突然停止。携帯もラジオも通じない。外部への非常通話も機能せず、唯一通信可能なのはメールだけ。ホワイトの母親から“ニュースを見て”との返信を受けて、スマートフォンで確認すると“ワシントンDC攻撃される”の見出しとともに、爆煙を上げる街の映像が目に飛び込んできた。更に“数キロ先に核爆弾が落とされ、放射性物質を含んだ雲が迫っている”というニュースを目にした3人は対応を試みる。しかし上層部の指示は“救助が来るまで現場を動くな”。娘を助けるため、命令を無視して脱出を試みるホワイト。ディエゴはホワイトに従うが、オールズマンは反旗を翻し、エレベーターの中に緊迫した関係が生まれて行く。しかし、これはすべて軍の極秘心理実験だった。3人の間で服従、階級、死、家族という精神的、肉体的葛藤が高まり、隠されたトラウマが表出してくる。やがて、オールズマンの自我が崩壊したことをきっかけに、実験は想定外の“第15段階”へ突入する……。
ホワイト大尉
オールズマン軍曹
ディエゴ上等兵
アンドリュース
Blau
General Black
監督、脚本
脚本
脚本
撮影
音楽
プロダクション・デザイン
編集
衣裳デザイン
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
キャスティング
[c]Event 15 AG / Millbrook Pictures 2013
[c]キネマ旬報社