監督、製作、撮影、編集、企画
認知症の母親とのユーモラスな日々を描いたドキュメンタリー「毎日がアルツハイマー」の続編。さらに病状が進んでいく母親の介護を続ける中、関口祐加監督がパーソン・センタード・ケアという認知症ケアを学びにイギリスの認知症医療施設を訪問。精神科医や看護師長、音楽療法師に取材を試み、“これから”の認知症介護に迫る。
ストーリー
関口祐加監督の母・ひろこさんが、アルツハイマー型認知症と診断されて3年半。頑なに家から出ようとしなかった閉じこもり生活にも少しずつ変化が見え始める。デイサービスに通えるようになり、嫌がっていた洗髪をし、娘の関口監督と一緒に外出もするようになった。その姿はなんとも幸せそうである。しかし、調子が悪い日は感情の起伏が激しく、突然怒りがこみ上げたり、相変わらず一日中ベッドの上ということもある。そんな母との生活の中で“パーソン・センタード・ケア”(P.C.C.=認知症の本人を尊重するケア)という言葉に出合った関口監督は、認知症介護最先端のイギリスへと向かい、北部ノーリッチにある認知症ケア・アカデミーを訪問。認知症の人を中心に考え、その人柄、人生、心理状態を探り、ひとりひとりに適切なケアを導き出すP.C.C.の実態に迫っていく……。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]2014 NY GALS FILMS
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