イルファーン・カーン
サージャン・フェルナンデス
インドを舞台に、誤って配達されたお弁当をきっかけに、孤独や悩みを抱えた男女が交流を深めてゆく姿を描いたドラマ。インドのみならずヨーロッパ各国で大ヒットを記録した。出演は4ヶ月にも及ぶオーディションの末に選ばれた舞台出身のニムラト・カウル、「ライフ・オブ・パイ／トラと漂流した227日」のイルファン・カーン。
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ストーリー
インドのムンバイ。お昼どきになると、弁当配達人“ダッバーワーラー”が慌ただしくオフィス街を巡り、お弁当を配って歩いている。主婦イラ（ニムラト・カウル）はある日、冷え切った夫の愛情を取り戻そうと、腕を振るって作った4段重ねのお弁当を、ダッバーワーラーに預ける。ところがそのお弁当は、なぜか見ず知らずの保険会社の会計係サージャン（イルファン・カーン）の元へ届けられてしまう。妻に先立たれて独り暮らしのサージャンは、故郷のナーシクヘ隠居しようと、早期退職を控えていた。近所の食堂に頼んでいる平凡な仕出し弁当が彼の昼食のはずだったが、その日はいつもと違ってとても美味しいものだった。やがて、夕方になると弁当箱が帰ってくる。中が空になったことを知ったイラは作戦成功と喜んだものの、帰宅した夫との会話から、弁当が誤って見知らぬ誰かに配達されていたことに気付く。だが、イラはその謎を解くため、そのまま翌日も弁当をダッバーワーラーに預ける。中にちょっとした手紙を添えて。それに気づいたサージャンも、食べ終わった弁当箱に短いメモを残すようになり、弁当箱を介して2人の交流が始まる。やがてイラは、夫との冷え切った毎日に対する不満を吐露するようになり、サージャンは淡々とそれを受け止める。サージャンも毎日、イラの弁当を待ちわびるようになり、孤独だった彼の心も少しずつ癒されてゆく。その一方でサージャンは、自分の後任として来たシャイク（ナワーズッディーン・シッディーキー）を邪険に扱っていたが、ある昼休み、シャイクにイラの弁当を勧めたことがきっかけとなり、2人の距離が一気に縮まって行く。一方、夫の浮気を疑って沈むイラは、国民総幸福量の高いブータンに一緒に行きたいと手紙で漏らすようになる。やがて求めに応じて名を明かしたサージャンに対してイラは、“私たちは逢うべきだわ”と告げるが……。
キャスト
ニムラト・カウル
イラ
ナワーズッディーン・シッディーキー
アスラム・シャイク
デンジル・スミス
ミスター・シュロフ
バーラティー・アーチュレーカル
デシュパンデー夫人
ナクル・ヴァイド
イラの夫
ヤシュヴィ・プニート・ナーガル
ヤシュヴィ
リレット・デュベイ
イラの母
スタッフ
監督、脚本、製作総指揮
リテーシュ・バトラ
製作
グニート・モーンガー
製作
アヌラーグ・カシャプ
製作
アルン・ラングチャーリー
製作総指揮
リディア・ディーン・ピルヒャー
製作総指揮
イルファーン・カーン
共同製作
ニーナ・ラス・グプタ
共同製作
シャナーブ・アラム
共同製作
ヴィヴェーク・ラングチャーリー
共同製作
スニール・ジョン
共同製作
ニティン・ケーニー
共同製作
カールステン・シュテーター
共同製作
ベニー・ドレクセル
共同製作
チェドミール・コラール
共同製作
マーク・バシェット
共同製作
ダニス・タノヴィッチ
共同製作
マーク・バシェット
撮影
マイケル・シモンズ
音楽
マックス・リヒター
美術
シュルティ・グプテー
編集
ジョン・ライオンズ
字幕
稲田嵯裕里
音響
マイケル・カチェマレック
フォトギャラリー
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- DABBA
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2013年
- 製作国
- インド=フランス=ドイツ
- 配給
- ロングライド
- 初公開日
- 2014年8月9日
- 上映時間
- 105分
[c]AKFPL, ARTE France Cinema, ASAP Films, Dar Motion Pictures, NFDC, Rohfilm-2013
[c]キネマ旬報社
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