ゲイリー・メリル
Danforth
ヘイス・ゲーツが1954年に製作した警官対ギャングの闘いを描くドラマで、「タンガニイカ」のウィリアム・サックハイムとダニエル・フックスの脚本からジョセフ・M・ニューマンが監督に当たる。撮影はエリス・W・カーター、音楽はハンス・J・サルターである。出演者は「眠りなき街」のゲイリー・メリル、「対決」のジャン・スターリング、「原子怪獣現わる」のポーラ・レイモンド、「第十一号監房の暴動」のエミール・メイヤー、「紅の翼(1954)」のレジス・トゥーミー、ラモント・ジョンソンなどである。
犯罪の続発するハイツ地区は市警察署の悩みの種だった。ある夜 、ストリップ・ティーザー殺人事件が起き、ジョン・ダンフォース警部(ゲイリー・メリル)が捜査主任に任命された。ダンフォースは弁護士試験に合格したので、警察を辞めるつもりでいたのだが、ローアン署長に懇望され、まず警察内の綱紀粛正と市政の腐敗一掃にのり出した。彼は法の鬼とでも言うべき男で、法を犯す者は情け容赦なく逮捕した。その非情なやり口には部下の刑事連さえ非難するほどだった。しかし、殺人犯人は依然として逮捕されなかった。ハイツ地区はレオナード・ウスティックの支配下にあり、彼の手下には凶暴なスワードスやナイトクラブの支配人をしているマンディなどがいた。ナイトクラブのストリップ・ティーザー、メァリー・アボット(ジャン・スターリング)はスワードスの情婦で、スワードスが警察にあげられたときアリバイを証言して彼を救った。警察が焦りを見せてきたころ、ダンフォース配下の警官が容疑者を追跡中、誤って通行中の市民を射殺する事件が突発した。市の新聞はこれを機会にこぞって警察の無能をつき、ダンフォースを攻撃した。しかし、ダンフォースは妻パット(ポーラ・レイモンド)にはげまされて捜査をつづけた。そしてメァリーを囮に使ってスワードスが真犯人であることをつきとめた。これを知ったスワードスはメァリーをおびき出して殺そうとし、逃げる彼女を追って、深夜人気のないビール工場へ追いつめた。メァリーが危うくなったとき、かけつけたダンフォース以下の警察隊によってスワードスは逮捕された。
Danforth
Mary
Pat_Danforth
Rowen
Goddes
Lannigan
Swados
Captain_Harrison
Strauss
O'Neil
Greenie
Cleary
Ustick
Bledsoe
Mandy
Karns
Lynch
監督
脚本、原作
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
編集
録音
アソシエイト・プロデューサー
[c]キネマ旬報社