「ザ・ダイナマイツ」や「村八分」、「TEARDROPS」などの伝説的ロックバンドに在籍、日本の音楽シーンに多大なる影響を与え、2013年8月14日に他界した山口冨士夫の晩年の活動を追ったライヴドキュメンタリー。病気に悩まされながらも精力的に活動を続けるその姿を、1台の手持ちカメラが捉える。監督・撮影は「kocorono」など数々の音楽ドキュメンタリー作品を手掛けてきた川口潤。
ストーリー
1949年、日本人の母とイギリス人の父との間に東京で生まれた山口冨士夫は、3歳から孤児院で生活。1967年に「ザ・ダイナマイツ」のギタリストとしてデビュー。1970年、運命的に出会ったチャー坊と共に「村八分」を結成。その過激な発言やライヴパフォーマンスは後に日本のロックの伝説となっていく。その後ソロ活動や「裸のラリーズ」への参加を経て、リーダーバンド「TEARDROPS」で1989年にメジャーデビュー。晩年は病気に悩まされながらもライヴハウスを中心に精力的に活動を続けた。その姿は、まさに「日本にも本当のブルースとロックンロールが存在しうる証」であった……。
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