監督
カンヌ国際映画祭上映作品「S21 クメール・ルージュの虐殺者たち」のリティ・パニュによるドキュメンタリー。カンボジアの光ファイバーケーブル敷設作業と、それにより土地を失った人々の姿を捉える。山形国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ受賞。「消えた画 クメール・ルージュの真実」公開記念特集上映にて上映。
ストーリー
戦火で荒廃したカンボジアで行われている、シルクロードに沿ってヨーロッパにつながる光ファイバーケーブルの敷設作業。この事業によって多くのカンボジア人が働き口を得たが、彼ら自身はその恩恵にあずかることはない。作業は数ヶ月に及んだが、それに従い土地を失った農民、復員兵士、貧しい家族たちはさすらいの身となる……。否応なくグローバル経済に飲み込まれていく人々の姿を鋭く切り取っていく。