ヒメナ・アヤラ
クラウディア
孤独な女性が4人の子供たちを抱える余命いくばくもないシングルマザーと出会い彼女の温かな愛情に接するうちに育まれる結びつきや、それぞれの別れに向けた心境の変化を、繊細なタッチで描いたヒューマン・ドラマ。監督は本作が長編初監督作品となるクラウディア・サント=リュス。自身の体験をもとに本作を制作し、第38回トロント国際映画祭国際映画批評家連盟賞受賞をはじめ様々な映画祭で評価を受けている。死期が近づく中子供たちに惜しみなく愛をそそぎ一日一日懸命に生きる女性をリサ・オーウェンが、彼女と接するにつれ愛の意味を知っていくクラウディア・サント=リュス監督自身が投影された女性をヒメナ・アヤラが演じている。
メキシコ第2の都市・グアダラハラ。家族も恋人も友人もいないクラウディア(ヒメナ・アヤラ)は入院先の病院で、4人の子を持つシングルマザーのマルタ(リサ・オーウェン)と出会う。マルタはクラウディアを自宅に招待。当初は個性的な子供たちや我が子のように接してくるマルタに戸惑いながらも、次第にクラウディアは彼女らの輪の中に溶け込んでいく。子供たちは口には出さないものの、病のため死期が迫る母親との別れについて考えていた。子供たちに愛情を注ぎ残り少ない日々を精一杯生きようとするマルタの姿を通し、クラウディアは愛の意味に気付いていく。子供たちもまたクラウディアとの出会いにより母の死を受け入れるようになり、マルタの気持ちも変化していく……。
監督、脚本
製作、製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
プロダクション・デザイン
編集
衣裳デザイン
キャスティング
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