加瀬亮
モリ
想いを寄せる女性を探しに韓国を訪れた日本人男性の日々を描く恋愛ドラマ。監督は、「ソニはご機嫌ななめ」のホン・サンス。出演は、「はじまりのみち」の加瀬亮、「ザ・スパイ シークレット・ライズ」のムン・ソリ。第71回ヴェネチア国際映画祭、第39回トロント国際映画祭、第33回バンクーバー国際映画祭正式出品。
クォン(ソ・ヨンファ)は以前勤めていた語学学校で、モリ(加瀬亮)からの分厚い封筒を受け取る。2 年前、語学学校の同僚だったクォンとモリは恋人同士だった。モリはクォンにプロポーズしたが、体調の悪かったクォンは悩んだ末に断った。その後モリはすぐに日本へと帰国し、彼女に会いにまた韓国にやってきたのだ。モリはクォンの部屋の近くのゲストハウスに泊まり、彼女を探していた。手紙は、彼女を探しながら過ごしたソウルでの日々を綴ったものだった。クォンは手紙の1ページ目を読んで語学学校を出るが、立ちくらみがして手紙を階段に落としてしまう。拾った手紙は順番がバラバラになり、1 枚は拾い忘れてしまった。クォンはカフェ“自由が丘”に寄り、バラバラの順番のまま、手紙の続きを読み始める。彼女を探して、ソウルの街を行ったり来たりしていたモリは、同じゲストハウスに泊まっているアメリカ帰りの男サンウォン(キム・ウィソン)と仲良くなり、毎晩のように飲んで語らっていた。モリは迷子になった犬クミを見つけたことで、カフェ“自由が丘”の女性オーナー・ヨンソン(ムン・ソリ)と出会い、お礼にと飲みに出かけ、やがて関係を持つようになる。クォンは手紙を読み終わると、煙草を吸いにカフェの外に出る。ヨンソンと会話を交わすクォン。手紙の消印は1週間前だった。クォンはモリのゲストハウスを訪ねる。韓国最後の日、モリはクォンと再会を果たし……。
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