グザヴィエ・ドラン
マイケル
監督作「Mommy/マミー」がカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞するなど、映画監督・俳優として注目を集めるグザヴィエ・ドランが主演したドラマ。精神病院で起きた医師の失踪事件を巡り、入院患者の青年と病院長が緊迫した心理戦を繰り広げる。共演は「スター・トレック イントゥ・ダークネス」のブルース・グリーンウッド。
マイケル(グザヴィエ・ドラン)は美しい青年だった。14歳の時、オペラ歌手である母が目の前で自殺し、それから現在まで精神病院に入院している。病院で一番の問題児とされている彼は、ゾウにまつわるあらゆることに異常なまでの執着を示した。ある日、担当医のローレンスが失踪。手がかりを知るのはマイケルだけ。彼のことをよく知る看護師長ピーターソン(キャサリン・キーナー)は“マイケルは茶化すだけで真実を話さない”と助言するが、院長のグリーン(ブルース・グリーンウッド)は事情聴取を試みる。すると、話をする代わりに、と彼は条件を提示してきた。それは、“1.僕のカルテを読まないこと。”、“2.ご褒美にチョコレートをくれることを約束すること。”、“3.看護師長をこの件から外すこと。”グリーンはその条件を承諾するが、マイケルはゾウやオペラについての無駄話で話をそらすばかり。“母を殺した”、“ローレンス医師から性的虐待を受けていた”など、嘘か本当かわからないようなことを仄めかす。いつしかグリーンは、マイケルの巧妙な罠に取り込まれてゆくが……。
マイケル
トビー・グリーン院長
看護師長 スーザン・ピーターソン
オリビア
ジェームズ・ローレンス医師
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