70年代の日本のウーマンリブに始まる40数年の日本のフェミニズムの歴史と、現在も続く様々な女性たちの活動を追ったドキュメンタリー。出演者は元NHKディレクターの池田恵理子、和光大学名誉教授の井上輝子、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長の上野千鶴子。監督は「レオニー」の松井久子。
ストーリー
1970 年代初頭に始まったリブ運動から40年。今や女性をとり巻く環境は大きく変化した。この中には、女性が望んだ変化も、望まなかった変化も、想定外の変化もあった。望んだ変化の多くは、女性であることを愛し、女性たちと共感し、女性たちとつながって、それぞれの立場で活躍してきたリブやフェミニズムの女性たちの志がもたらした成果だった。男性社会から疎まれても、同性たちの偏見や誤解の目にさらされても、進んで自らを“フェミニスト”と名乗り、目の前に立ちはだかる壁と闘いながら生きてきた女性たち。彼女たちのエネルギッシュな生と活動の軌跡は、同時代を生きている者や後から産まれた者たちに大きな勇気を与えるに違いない。そんな女性たちも年齢を重ね、回顧の季節を迎えている。本作は、彼女たちが生きてきた歴史と人生の厚みを記録に残し、次の世代に手渡すためのドキュメンタリーである。