エロイーズ・ゴデ
ジョゼット
「勝手にしやがれ」「アワーミュージック」のジャン=リュック・ゴダールによる初の3D長編作品。人妻と独身男、一匹の犬が交差しながら、“言葉”が立体的に紡がれていく。撮影は「ゴダール、ソシアリスム」のファブリス・アラーニョ。第67回カンヌ国際映画祭審査員特別賞のほか、本作の重要な役割を演じたゴダールの愛犬ロクシーに“パルムドッグ審査員特別賞”が授与された。
人妻と独身男が出会う。ふたりは愛し合い、口論し、手を上げる。一匹の犬が町と田舎を彷徨っている。季節はめぐり、男と女は再会。犬は気付くとふたりのもとに落ち着く。他者が個人の中にいて、個人が他者の中にいる。そして登場人物は三人になる。かつての夫が全てを台無しにし、映画の第二幕が始まる。第一幕と同じようで、それでいて同じでない。人類からメタファーへと移り、犬の啼き声と赤ん坊の泣き声で物語は終わる……。
ジョゼット
ギデオン
マーカス
Ivitch
メアリー・シェリー
デヴィッドソン
[c]2014 Alain Sarde - Wild Bunch
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